目覚しい発展により、これまでの不可能を次々可能にしていくテクノロジーは、時に弊害も引き起こすもの。
今回は、IT発展の影で廃れていくビジネスをピックアップしていきます。
その1:辞書・辞典
分厚い辞書や辞典は、あらゆる知識を詰め込んだ便利なものとして、古くから利用されてきました。
しかし、現代ではアプリやシステムで電子化されているほか、検索エンジンに打ち込めばワンクリックで必要な情報にアクセスできることから、紙の辞書・辞典は行き場を失くしつつあるようです。
その2:書店
電子書籍の登場によって、出版や印刷業界に大きな影響が及ぼされると考えられています。
その打撃を受けるのは、紙の本をメインに扱う書店もまた同じです。
さらにインターネットショップがますます広い層に利用されている現在、紙の本を実店舗で購入する人も少なくなっています。
あらゆる面から利用者の減少が予想される書店は、テクノロジーの打撃を大きく受けています。
その3:デパート、その他小売店
インターネットショップの展開によって客を奪われているのは、書店に限らず小売店全体に共通した問題です。
特にデパートや大型店舗など、ランニングコストの無視できない店舗の場合、マイナスにつながりやすくダメージを受けやすい傾向にあります。
地域に根付いた取り組みなど、実店舗にしかできない内容での差別化が欠かせません。
その4:テレビ
インターネット上でさまざまな動画を閲覧できることから、テレビを利用する人が減りつつあります。
近年ではオンライン専用のチャンネルも増えているため、「テレビをつける」のではなく、「パソコンやスマホを開いたついでに、動画やテレビ番組(チャンネル)を見る」という方向にシフトしているのでしょう。
その5:銀行
生活に欠かせないお金とそれを扱う銀行ですが、インターネットバンクの存在によってますます快適なやりとりが実現されています。
手数料、待ち時間、閉まる時間の早さなど…さまざまな問題の解消につながるオンラインバンクは今後も増え、銀行の支店・支社は減っていくのかもしれません。
まとめ
今後、さらに利便性が高まることでますますテクノロジーとの付き合い方を考えさせられるでしょう。
ユーザーとしてはもちろん、既存のサービスを展開する立場としても、生き残り方を考える必要がありそうですね。