美しいデザインを叶えるためには、画像はもちろんのことタイポグラフィにもこだわりぬきたいものです。
ぜひ活用したい、タイポグラフィにまつわる基礎知識をまとめてみました。
知っておきたい「タイポグラフィ」のこと
タイポグラフィとは、大まかに表現するなら「言葉」にまつわるデザインです。
例えば「ここがポイント!」という言葉をデザインに組み込む場合にも、文字の色、縦線の太さ、横線の太さ、角ばった文字なのか丸みを帯びた文字なのか…と細部に変化をつけることで、イメージも変わります。
「緊急性を訴えたいときには?」「頭の片隅に置いておいてほしい場合は?」と、書き表す内容も踏まえて読みやすく、分かりやすく、イメージが伝わりやすいものを追求してみましょう。
行間に注目して…
読みやすい文章を構築するために注目したい「行間」は「レディング」とも呼ばれます。
横書きであれ、縦書きであれ行間のつまった文章はぎっちりと重いイメージを与え、読みづらいと感じさせてしまいかねません。
そこで、一行ごとのスペースを確保することで、読みやすく単語一つひとつが頭に入りやすいレイアウトに変えられます。
文字間隔にも注目して…
行間と同様に、文字同士の間も空白を差し込むことによって印象が大きく変わります。
空白を減らせばきっちりとした印象を、余裕をもたせればゆるやかなイメージを演出できます。
しかし、詰めすぎても広げすぎても読みづらくなってしまう危険がありますので、全体のバランスを見ながら調整しましょう。
あえて縮尺を変えてみる?
空白を減らせばきっちりとした印象を、余裕をもたせればゆるやかなイメージを演出できます。
しかし、詰めすぎても広げすぎても読みづらくなってしまう危険がありますので、全体のバランスを見ながら調整しましょう。
あえて縮尺を変えてみる?
フォントはほとんどの場合、縮尺100%で利用するのではないでしょうか。
しかしあえて、「97%」などほんのすこし縮尺を変えてみてください。
見慣れた明朝体でも、イメージががらりと変わるのではないでしょうか。
もちろん、大胆にいじりすぎればつぶれた不恰好な文字になってしまうので注意が必要です。
遊び心を添えるように、少しだけ縮尺をいじることでイメージに即したタイポグラフィを実現できるかもしれませんね。
まとめ
どれほど優れたデザインでも、タイポグラフィのツメが甘い場合には、なんだか惜しい仕上がりになってしまうかもしれません。
全体のバランスを大きく変えるタイポグラフィにこだわって、理想のデザインを追求してみましょう。